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2025/12/08

種子の保存方法に気を付けよう

今年は春から夏にかけて、花の種子がまったく発芽しなかった、という悲しい経験がいくつかありました。

そこで今回は、草花の種子を買って育ててみた僕が気付いたことと、知っていることをまとめておきます。

※種子=種、タネ、などの呼び名がありますが、ここでは正式名称の「種子」としておきます。

 

種子を買うことのできる、さまざまな販売会社と種子の袋

この一年の僕は、かつてないほど多く種子を買い集めました。

引越し先の新しい庭に植える植物をできるだけ、苗を買うのではなく種子から育てようと思ったからです。

苗で買うと送料含めて高くつくし、品種が限られていますから・・・ね。

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最も熱心に集めたのは海外メーカーの宿根草種子です。でも結論から言うと、発芽の良くないものが多かったです。

いくつかは「発芽ゼロ」も。

これらは「〇〇種苗」というような国内の種苗会社ではなく、国内外から集めた種子や苗・資材などを扱う業者が、ネットで販売していたものです。

品質管理に問題があるのだろうな、と思いました。

 

業者によって、種子の品質に対する姿勢に差がある

来春のために、今から種子を買い集めている人が多いかと思います。僕もそうです。

Photo_20251208204601

画像にあるのは国内大手「タキイ種苗」「サカタのタネ」のネット通販で今日届いたもの。

使用期限は来年の10月。品質として発芽率が保証されています。

使う側が適切な扱いをすれば、発芽に問題が起きる心配はまずないと言えます。

Photo_20251208204901

一方、自社で種子を生産していないような業者や海外メーカーの種子の場合は気を付けるべきです。

多くの場合、袋を見ると画像にある矢印のような特徴があります。

〇印は圧着密閉されていますが、矢印は一般の封筒のような折り目が見えますね。

密封されていないのです。

これだけでダメなのではなく、適切な保存がされているかどうかで結果が分れることになります。

 

種子を長く保存するのに適した環境・適さない環境

種子を長く保存する際に目指すべきは、理想的には乾燥(湿度30~50%程度)と低温条件(5℃くらい)に置くことです。

そうは言っても一般家庭では、まあ両立は簡単ではありませんよね。

では、どうするか?

(1)密閉する=初めから袋が密封されていれば、それだけでかなり安全

(2)密閉容器(タッパーなど)に、乾燥剤と共に入れる=密封されていなかった袋や、開封後の種子も保存できる

(3)さらに、冷蔵庫で保管する

・・・アマチュアにとって現実的なのは(2)で室温保管する、というあたりでしょうか。

 

なぜ種子の保存に密閉・乾燥・低温が求められるのか?

種子は発芽の時を待って休眠(一次休眠)しています。そして発芽すべき条件が整った時に発芽します。

発芽の基本的な条件として水分と温度があります。

つまり、乾燥していた種子が水分を吸収し、その時一定の温度があれば発芽の準備を始めます。

もし保存している休眠中に湿度が高くなれば水分を吸収し、この時温度が一定の範囲であれば、休眠から覚めて活動を始めるのです。

この際には溜めていたエネルギー(栄養分)を消費するので、「水分と温度があるのに発芽できない」という状態が続けば、弱ってしまいます。

だから、保存中の種子には静かに眠っていてもらわなければなりません。

 

種子にはさまざまな個性があるので、袋の説明はよく読まなくてはなりません

どんなに品質の高い種子でも、土の上や土の中にただ播けば発芽するというものではありません。

植物の種類によって発芽に適した温度と、光の条件があります。

・低温では発芽しない、または高温では発芽しない

・光が当たらなければ発芽しない、または光が当たると発芽しない

その他に、播いてから一定の低温に当たらなければ発芽しない、というものもあります(低温性の宿根草に多い)。

でもまあ、そのルールさえ守れば難しいことはないのです。

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