ほんとうの花。
海の日がらみの3連休は、一日目が終日雨で二日目の今日は薄曇り。
昨日も今日も、出掛けることはせず家の中と庭で過ごしました。
雨の日と、その後はアジサイがきれいです。
庭には、10年以上前にこぼれ種から生えた2株と、その後代が数株咲いています。
ヒトが「きれいだな」と感じるのは外側にある装飾花。本当の花は、その内側に目立たず咲いている両性花で、ヤマアジサイが咲くとさまざまな蜂やハナムグリがやってきます。蜂たちもまず装飾花に引き寄せられ、そして両性花へ導かれるのでしょう。
そして、種子ができて次の世代を残すのがこの、両性花。
ヤマアジサイが次の世代を残すため、昆虫を呼ぶために生殖能力のない華やかな装飾花をほんの数輪咲かせる理由は理解できます。
そしてこの先、花粉を運んでくれる昆虫が少なくなるような事態になった時、もしかすると装飾花に生殖能力を持たせるか、あるいは装飾花を多めに咲かせて「昆虫の呼び込み合戦」へと進化するのだろうな、と考えてみました。
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