アカタテハがやってきた。
9月最後の土日休みは、秋らしい透明な陽射しと少しの棘を感じる暖かさ。
いつもの午前の散歩では、花盛りを過ぎたエゾノコンギクの花を摘まみ、少しずつ違って見える個性を確認してみました。
前から気になっていた通り、咲いている場所によって花の色、大きさ、形がさまざま。
こんな多様性が生き物を生き残らせ、進化させて行くのでしょう。
午後には庭でついに、ブッドレアを訪れたアカタテハに遭遇。これが見たくて数年前からブッドレアを育てていました。
ブッドレアにはやはり、この蝶が似合うのです。というのは、9年前にオランダで同じ組合せを見たので。
その時の写真がこれ。こちらはヨーロッパアカタテハといって、日本のアカタテハと近縁の種らしいです。
大昔は同じアカタテハだったのが時を経て別の種となり、遠く離れた日本で僕がこうして「日本のアカタテハ」を見ているのでしょう。
9年も掛かりましたが、これでひとつ、ミッションクリアかな。
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コメント
エゾノコンギクの花の個体差の観察、興味深いし、写真が可愛らしいですね。
そもそもノギクは種類が多く、こちらにも数種が自生しているようですが、詳しいことは分かりません。
投稿: Blue Wing Olive | 2021年9月26日 (日) 11時05分
Blue Wing Oliveさん
ありがとうございます。エゾノコンギクを見ていると、あまりに個体差というか咲いている場所での個性が
際立っているので、園芸種や帰化種との交雑を疑いたくなるほどです。
北海道のこの辺りでは、帰化種のユウゼンギクが同じ開花期です。
投稿: norinori | 2021年9月30日 (木) 19時51分