イチイの雄の木に実が着いた。
3年前に引っ越してきたこの家の庭には、クリスマスツリー状のイチイ(オンコ)の木がシンボルツリーのように育っています。
赤い実の成らないオスの木ですし、この木のせいで庭全体が日陰になってるので、不動産屋さんに「伐ってよいか?」と訊いて、
OKはもらっていました。
でも何となく、そのままにしていたのです。
それが・・・「実の成らない雄の木」のはずなのに今年、1個だけ赤い実が着きました。
上の画像の真ん中から少し右にも小さく写っていると思います。
イチイは雌雄別株で、普通は雄の木に実が成ることはありません。
でも考えてみれば・・・雄の種だけ離れたところに落ちて育てば、そのままでは子孫を殖やすことができないでしょう。
雌雄異株の目的は、自分の花粉で実を着けることによる近親交配を避けること。
でも何年かに一度、このようにして「例外」を作ることによって絶滅を避けるための仕組みを持っているのかな、と考えてみました。
| 固定リンク
コメント