ヤマアジサイが秋に咲いた。
ヤマアジサイ‘紅額’が9月になって、二度目の開花です。
朝晩は寒くなるこの季節。本来は来年咲くはずの花芽が、何かの理由で開花へと進んだのでしょう。
でもアジサイのシンボルとなる中性花はなく、「種子を付けるための花」のみ。
それでもちゃんと蜂がやってきて花粉を集めていました。でも・・・運ぶ相手がありません。
今年普通に咲いた初夏の花は同じ株の別の枝にあり、たぶん種子が育っています。
・・・でも今年は種子が完成する前に凍ってしまうことでしょう。
季節外れに咲くことを「狂い咲き」と呼ぶ場合がありますが・・・狂っているのではなく、理由があるのだと考えるようになりました。
ヤマアジサイを北海道で植えても種子が完成する前に気温が下がって凍るのだろうな、と思っていました。それでもこの庭で種がこぼれて実生が育っていますから・・・。
いつか何かの機会にこのような「狂い咲き(?)」が子孫を残す時が来るのかもしれないなと思い、「はじめからあきらめてはいけない」のだと教えられる秋の日。
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