ニジマス釣りへ行ってオショロコマを釣り、考えた。
いつもの場所で気軽にニジマスを釣るつもりが、先着者がいたので、行ったことのない上流で釣ることにしました。
水温は15℃。風もなく釣りやすい状況です。
ここまで来るとニジマスの姿はなく、すべてオショロコマでした。
はじめは、フライに近付いてきても喰いつかず見切られることの連続。
ニジマス用のデカいフライに太いティペットでしたから・・・。
ティペットを細くしたところで釣れ始め、フライのサイズを小さくしたら大きめのも釣れるようになりました。
オショロコマたちは、産卵を終えたところのようでお腹がペッタンコでした。
・・・それにしても、きれいなサカナです。
ニジマス釣りにも繊細なところはありますが、私がやっている範囲では許容される幅が大きく、あまり気を遣わず釣ることができると感じます。
でも、「大らかなサカナ」と思えるオショロコマにさえ、それが通用しないことに今日気付きました。
ヤマメやイワナを狙おうとすると、ほんの隣どうしの川でも当たりのフライパターンやサイズが違うような繊細さを感じますが、ニジマスはそうではないようです。
何万年(?)の時を経て適応した在来のサカナと外来のサカナでは、ここが違うのだろうな・・・と思いました。
ニジマスにしてみれば、「食べ慣れないエサは食べないよ!」などと言っていては生き残れなかったのでしょう。
釣り人として眼が弱り(小さなフライや細いティペットでは結べなくなってきた)、体力が落ちて足元が怪しくなり、クマが怖くて上流へ行けなくなり・・・その結果何となくニジマス釣りに寄ってきてしまった自分に、もう少し厳しくしなくては・・・と思うのでした。
難しくても、たとえそれが小さくても、そのサカナにできる限りの努力をしてアタックするような釣りをこれまで楽しいと思ってやってきたので。
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