TPPを考えてみた。
札幌では、今年は11月14日が初雪で89年ぶりの遅い雪だったとか。
ところで、
野田総理がTPP交渉へ向けて「前のめり」であることは、ここ数日の報道を見て感じることができます。
そして、大手マスコミが「前のめり」であるとも感じます。
なぜか?・・・なぜなのでしょう?
一方、国内の大企業は「TPP参加に前向きなのか慎重なのか」をあまり表明していません。
なぜか?・・・消費者に「コイツは賛成だ or コイツは反対だ」と色分けされる(毛嫌いされる)のを避けているのでしょうか?トヨタは賛成だから、農業関係者からボイコットされる、とか。
大手マスコミについては、「CIAから監視されている」などというネット記事もありますが、
「会社がTPP反対の論調になると、トヨタから広告を取れない」という「お客様主義」だったりしないか?・・・とか。
民主党は、
「TPPを進めないと、輸出企業からの献金が集まらなくなる」んじゃないか(すでにたくさんもらっちゃったし)・・・とか。
目先の「カネ」に支配されているようで、大丈夫なのかなぁ・・・と思ってしまいます。
TPPに参加してしまうと、北海道のこんな牧場風景も荒れ果ててしまうかもしれません。
アメリカと同じ基準で農産物が流通すると、遺伝子組み換え表示も産地表示も残留農薬基準も、アバウトになることでしょう。
あるいは、アメリカ釣り具メーカーの利益のためにブラックバスがバンバン放流されたり・・・とか?
何より、国内の農業が崩壊した「ほぼ完全食料輸入国」の立場になってから「今年はバイオエタノールの原料が足りないから、穀物は輸出できません」と言われてしまったらどうするのでしょうか?
「円高で輸出産業の経営が厳しい」ということはわかりますが、食料と国土の確保に優先されることではないでしょう。
それでも「TPPへ前のめり」という姿勢を通すのであれば、きちんとした議論の期間を取って国民の信を問うべきでしょう。
「政治判断」と言いますけれど、首相は国民から選ばれたわけではありませんので。
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