ユキザサの実が赤く熟す頃。
ユキザサは、私が育った場所(札幌)ではアズキナと呼ばれ、お浸しにすると美味しい山菜です。
最近知ったのですが、恵庭で育った知人は同じユキザサをピョンと呼ぶようです。
北海道は様々な土地から入植して拓かれた土地。私たちの世代が4代~5代目だとすれば、お国の呼び方が残っているとしても不思議ではありません。
落葉、枯葉、病葉の中で、日溜りに輝く液果は・・・食欲をそそるものではなく、何か大事なものと感じます。
彼らは「個」を生きているのではなく集団の一部として振舞っているように見え・・・
それを、繁殖行動を終えた赤トンボが捕えて、食べているように見えますが・・・彼らも何度かに一回は水の中に落ちて、そして何度目かには水に捕えられたままとなるのです。
水から生まれた赤トンボ。それをまた水に返す役割を、この蚊柱の一部が担っているように見えました。
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