ネジバナは雑草?
北海道は「とんでもなく暑い」夏となっていますが、今はネジバナの咲く季節でもあります。
札幌は豊平川の河川敷、自転車やランナーが走れる舗装路のある、適度に草刈りされているところにたくさん咲いていました。
こんな人工的な環境が好きみたいで、交通量の多い道路のグリーンベルトなどでも信号待ちの際によく見かけます。
はて・・・ほんとうに野性的な条件で見たことはあったかな・・・?と考えてみると、ほとんどありません。夏のスキー場で見たことがあるくらいで、このような場所も人工的ではありますね。
この植物はラン科ですから、まぎれもなく「蘭」ということになります。
その割には愛好者が多いとは聞きませんし、園芸植物としては通販でたまに見るくらい。「ネジバナが盗掘されて保護団体が頭を痛めている」などという話も聞いたことがありません。
きれいで愛すべき花だと思いますが・・・栽培が難しいのかもしれませんね。「たまに草刈りする雑草畑」を庭に作るのは、実際には簡単ではなさそうですし。
| 固定リンク
コメント
ネジバナは好きな花の一つ。
ランの1種だけど、わりと何処にでもあるのがいいです。
私の住む辺りでは、人間の居住域でも、自然の中でも見かけます。明るいところが好きなのでしょうか?
投稿: Blue Wing Olive | 2010年8月 8日 (日) 23時24分
やはり、自然の中でもありますよね。
私が見つけられないのと、草刈りされた草原状のところでは見つけやすいということだろうと思います。
葉が寝ているので草刈りされてもネジバナにはダメージがなく、他の植物が背を伸ばす前に花茎を伸ばして花を咲かせているように見えます。もしかすると、人間の住む環境に近付くような進化を始めたのかな?などと考えてみました。
投稿: norinori | 2010年8月 9日 (月) 21時08分