憂鬱な季節
土日にセンター試験が終わった今週。いつものことながら、何となく憂鬱感のある日々だと感じています。
それは、やはり受験生を四年(現役+浪人三年)もやった頃の記憶なのでしょう。もう四半世紀以上も前のことなのですが・・・この時期には受験生だった自分を思い出します。
それでも今や私の中では単純に、受験浪人の三年間を「将来を選択できる貴重な時期だった」と消化してしまいがちです(実は甘えだった、とわかっていながらも)。
親元を離れて様々な経験をし、不安に打ち勝ち(あるいは慣れ)、考える時間がたっぷりありました(何となく勉強もせずに)。
受験生は勉強が仕事!といえばその通りなのですが、勉強に集中せずに不安定な自我でさまざまな経験をし、若いなりに考えたあの頃を、今でも鮮明に思い出すことができます。
そして大人になり、多少の困難や不安な状況でも耐えなければならない時、「大丈夫。あの頃の弱い自分でも耐えられた。」と思い返すことがあります。そして、そんな時こそ次の自分を考えられる期間だ、とも。
数学が苦手で苦労した受験生時代ですが、気がついてみれば学生アルバイトで得意としたのは、家庭教師や通信添削で数学を教えることでした。それは、どこが受験生にとって分かりにくいポイントなのかを身にしみて理解しているから。
受験生の皆さん、悔いのないように。そして、成功しても失敗しても大切な経験になるのだと、思っていただきたいです。
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