15年食べても飽きないラーメン
一年生の息子には、好きなラーメン屋がひとつだけあります。
そこは、いつ行ってもオヤジさんがニコニコと迎えてくれて、しかも刺激的ではない「美味しいラーメン」を出してくれます。子供でも邪魔にされず、居心地もよいのでしょう。
長沼町のながぬま温泉とマオイオートランドへの入り口あたりに、「瀧ラーメン」という地味な看板があります。
暖簾はこんな感じ。プレハブみたいな店で、お世辞にもきれいとはいませんけれど・・・。
およそ15年前、私は初めてこの店に入りました。
私(お腹が空いていたので):「味噌の大盛りください。」
オヤジ:「うちのは量が多いから、普通でいいんでないかい?足りなかったら麺を足してあげるよ。」
私:「じゃぁ、普通で。」
・・・普通で十分でした。
それから14年ほど経った一年前、「ながぬまスキー場」の帰りに初めて息子を連れて行きました。
そこで、息子は塩ラーメンをペロリ。オヤジさんは、子供には多すぎるからと息子の分の麺を私の方へ少し移していたので、「いやぁ、おじさんの見当違いだった。すまん、すまん。」と、麺を追加で茹でて息子のどんぶりへ入れてくれました。
子供にとって、そんな風にしてくれたのが嬉しかったのでしょう。追加の分は食べきれなかったのですが、この店が好きになったようです。
今日は妻も一緒に親子三人で。息子は後半がきつそうでしたがおよそ一時間掛けて、(私が「もう、それくらいにしておけ」と言うのを聞かずに)「食べ残すまい」という気迫を見せて大人と同じ一杯の塩ラーメンを食べ切りました。オヤジさんにほめてもらって嬉しそうな顔をしたのは、やはりこのオヤジさんが好きだからなのでしょう。
北海道の冬は、一月下旬がいちばん寒いといいますが、それも明日で終わり。
庭に面した遊歩道のエゾヤマザクラは、芽を順調にふくらませているようです。
これからは寒さを緩ませながら来週には「さっぽろ雪まつり」、そして2月下旬にかけて「いちばん雪の多い季節」へと進んで行きます。
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