秋の渓流
今年最後の渓流釣りになるかもしれないこの日。
先週ニジマスがよく釣れた川へ、前回と同じように11時半に到着しました。
この時点の気温は17℃、水温は12℃でした。
先週には気付かなかったカエデが、きれいに色付いています。
このポイントで、10年以上前のことを思い出しました・・・エサで釣っていた頃です。
たぶん11月に近い頃、ここで粘っていると空が暗くなり、バラバラと霰が降り出したのです。水面が白く泡立ち、数分のうちに地面も白くなりました。
今日も空の色が暗いな・・・と思いながら釣っていると、13時頃から雨が降り出しました。天気予報では「夕方から雨」ということでしたが。
雨の前には、サカナに何度もフライを見切られているのを感じていました。そんな風に「先週ほどの釣れ具合ではないな」と思っていたところ・・・、雨が水面をたたくようになると、ニジマスがカディスにためらいもなく喰いつき始めたのです。
それはたぶん、私の影やフライのシルエットが雨の水紋で滲んだからなのでしょうけれど、エサ釣りの頃から、雨の降り始めには大きなイワナがよく釣れたことも思い出していました。
フライを始めてから、こんな時期に釣ったのも、こんなコンディションで釣ったのも初めてです。以前は雪が降るまで頑張っていたのですが・・・。
15時前には暗くなり、老眼も手伝ってフライ交換が難しくなってきました。手もかじかんできたので、ここで今年の釣りはおしまい(たぶん)。気温は10℃まで下がっていました。
風邪をひきそうだったので、帰り道の温泉でポカポカに。
秋の釣りも悪くないなぁ・・・と思った一日でした。
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