秘境ラーメンに再会
「秘境ラーメン」などという失礼な呼ばれ方を気にもせず、この樹海苑のママさんは「新聞に出たんだよねー」と笑顔で迎えてくれました。
もう15年も前に、ここのラーメンを初めて食べました。渓流釣りを独学で始めた頃です。
ここのすぐ傍には鵡川という素晴らしい川が流れていて、ウェーダーの存在も知らない私は長靴で、ヒグマが出てもおかしくない河原へ毎日のように出掛けていました。
仕事前の朝ですから、3時とか4時。釣れたり釣れなかったり・・・ですが、釣り具屋の「この時期なら、エサはクロカワムシがいちばんだよー」を頼りに楽しくて仕方がなかったのを今でも鮮明に覚えています。
そしてある日曜日、普通の時間に釣りへ出て、林道を抜けた先に思いがけず見つけたのが、この樹海苑。
それ以来、何度もこの前を仕事などで通っているのですが、暖簾は出ていたり、出ていなかったり・・・。
もう5年?ほど林道も「通行止め」。さすがにクマが怖くてこの先へは出掛けられません。
15年前はオーソドックスに醤油ラーメンでしたが、今回は名物の「樹海ラーメン」。母親が「ラーメンだけでは栄養に問題があるでしょ!」といいながら作ってくれるような、山の幸が麺の二倍くらい入っている、満腹ラーメンでした。
おかみさんが言うには、「昼時だけは開けている」と。
他に食べる所のない場所だけに心配ではありますけれど、「朝晩に暖簾は出ていなくても、昼は営業中」ということらしいです。
味は、「あぁ・・・美味しいなぁ・・・」という感じ。
近くにあれば、1週間に一度は食べたくなるかもしれません。
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