「今年はこれで最後かなー」と思いながら、ニジマス釣りへ出掛けました。
嬉しいくらいのよいお天気ですが、たまに日が翳ると風が出て、キャストが難しくなります。
この川で釣るのは、5年ぶりくらいです。国道が近いので、トラックの走る音が聞こえます。
秋が深まるとクマが怖いので、こんな味気ない所へ来てしまいました。
上流で工事が行われていたため土砂が流れ込んで、かつてのポイントがまったくわかりませんでした。
それでも、釣り始めて20メートルほどの間、立て続けに5尾のニジマスが遊んでくれました。
ふだんは小さいヤマメを釣っているので、これくらいのニジマスでも手応えが嬉しいです。
これくらいのサイズになれば、何度もジャンプしてスリルがあります。「ニジマス釣りが好きな人は、このあたりがたまらないのだろうなー」などと考えてみました。
それにしても、この日のこのあたりは釣り堀みたいに、わかりやすいポイントからは必ずニジマスが出ました。
忘れかけていたのですが、このあたりにはオショロコマがいます。
ひとつのポイントでニジマスを釣りつくすと、その後から控えめに出てくる感じ。
初めてこの魚を釣った時から、釈然としない気分でいます。
私の持っている本では、ここはオショロコマの分布域になっていないし、若い魚はニッコウイワナみたいな雰囲気があります。
北海道でしかイワナを釣ったことがないのでニッコウイワナやヤマトイワナがどんなものかは本を見るしかないのですが(手元にあるのは『岩魚草紙』と『イワナの顔』)・・・、この魚、この角度から見るとニッコウイワナのように見えて・・・、
角度を変えると、別の種類のサカナみたいに見えます。
精悍な感じのオスも出てきました。
産卵期ですからトラ模様がはっきりとし、お腹やヒレがオレンジ色になっていました。お腹がへこんでいたので、産卵行動は済んでいるのかもしれません。
この日は、いつものエルクヘアカディスにホワイトのラバーレッグ(魚の口から一本だけ出ていますね)を付けたものを、一本だけ持って行きました。レッグの付け方が悪かったらしく、釣っているうちに形が崩れてしまったのですが・・・いちばん魚の反応がよかったみたいです(うーん・・・)。
「今年はこれで最後」と思いながら来たわけですが、来週あたりもう一度、ここへ来たくなってしまいました(3時間ゆっくり釣り登って、帰りは10分という短い距離だったので)。
にほんブログ村
最近のコメント