とても気持ちよく読める本に、佐川芳枝さんの「寿司屋のかみさん」シリーズがあります。
エッセーを基本に何冊かあり、『寿司縁ばなし』では小説スタイルになりました。
私はこの作家の文章が好きで、休日などほっとしたい時に一定の安心感を持って本を開きます。
世界中のあちこちで、こんな心温まる日常があることでしょう。
それを形にして人に伝えるということは、簡単ではない・・・でも、それをうまく伝えてくれる。
強烈な主張やメッセージ、ドキドキするフィクションも楽しめますが、「行こうと思えば行くこともできる」わりと近い世界の「お話」であるということも、その魅力なのだと思っています。
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