母の日に、実家のシバザクラの実生を見てきた
母の日なので、妻と子供を連れて札幌の実家へ行ってきました。
去年も興味深く見たシバザクラの実生たちは、今年も花盛り。
(バックナンバーの2007年5月13日参照)この砂利のところには、この庭で種子から育ったシバザクラだけが咲いています。
ふつう、シバザクラは株分けや挿し木で殖やされているので、こんな風に種子から育ったシバザクラが売られていることはありません。
種子から育ったシバザクラは当然ながら個性豊かな花や株になり、「一面、同じ花が咲く」という風景にはなりません。花の形や色、濃淡がさまざまで、よく見ると花の個性を楽しむことができます。
たとえば、こんな風に中心の「目」がくっきりした品種は市販されていませんし、
花弁が開きすぎてパラソル状になった花も、園芸店で買うことはできません。
もう25年にもなる、母の古い庭です。自然に芽生えた実生を残した結果が、このような個性的な花を咲かせることになったのでしょう。
別の一角を見ると、25年物のボタンの足元、ヒメナデシコの株の中に、そのボタンの実生が育っていました。この花を見ることがあるのかどうかわかりませんが、これもやはり、古い庭でしか見られない「自然」なのでしょうね。
ふと気付くと、藻岩山の方から、ウグイスが練習中の鳴き声を響かせていました。もうすぐ初夏、と言うべき季節になります。

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コメント
初めまして。素敵なシバザクラですね。実生と言う言葉、初めて知りました。うちのシバザクラも昨日やっと開花したところです。
さて、お詫びとお願いです。
トラックバックさせていただいたのですが、何回か本文を修正している間に、だぶってしまいました。お手数をおかけして申し訳ないのですが、最初の2つを削除していただけませんでしょうか?
投稿: ミツバチ | 2008年5月14日 (水) 13時23分
ミツバチさん、素敵なトラックバックをありがとうございます。
実生=種から育ったシバザクラは、よく見るとあちこちの庭で、けっこうあるのです。市販されているよりも魅力的な花も。
トラックバックは、はじめの二つを削除させていただきます。
これからも、よろしくお願いします。
投稿: norinori | 2008年5月14日 (水) 22時48分