« バーベナボナリエンシス(サンジャクバーベナ) | トップページ | きれいな紅葉となる条件 »

2007年10月 5日 (金)

イヌサフランに親近感

この季節に唐突に咲くイヌサフラン。図鑑を見ると「毒草」と言う言葉が目に飛び込んできますが、食べなければ問題ないのですから・・・。

1l 和名の付け方が間違っていますよね。アヤメ科のサフランとは違う、ユリ科のイヌサフラン・・・・・「ユリ目のイヌサフラン科」という分類の仕方もあるそうで、この場合はサンダーソニアやグロリオサがイヌサフラン科に属するそうです。

 ポイントは、この植物に含まれるアルカロイドのコルヒチン。痛風などの治療薬としても使われるそうですが、取りすぎると毒になるとか。

 今ではほとんど見掛けませんが、初期の「種なしスイカ」はイヌサフランから採ったコルヒチンを使って作られたそうです。私も学生時代、コルヒチンを使って実験しました。「世話になったねぇ!」という感じです。

 北海道ではサフランの花を見たことがありませんが、イヌサフランの花はこの時期、あちこちで見掛けます。花の後に葉を出して、雪の下で春を待つのでしょう。

|

« バーベナボナリエンシス(サンジャクバーベナ) | トップページ | きれいな紅葉となる条件 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: イヌサフランに親近感:

« バーベナボナリエンシス(サンジャクバーベナ) | トップページ | きれいな紅葉となる条件 »