イヌサフランに親近感
この季節に唐突に咲くイヌサフラン。図鑑を見ると「毒草」と言う言葉が目に飛び込んできますが、食べなければ問題ないのですから・・・。
和名の付け方が間違っていますよね。アヤメ科のサフランとは違う、ユリ科のイヌサフラン・・・・・「ユリ目のイヌサフラン科」という分類の仕方もあるそうで、この場合はサンダーソニアやグロリオサがイヌサフラン科に属するそうです。
ポイントは、この植物に含まれるアルカロイドのコルヒチン。痛風などの治療薬としても使われるそうですが、取りすぎると毒になるとか。
今ではほとんど見掛けませんが、初期の「種なしスイカ」はイヌサフランから採ったコルヒチンを使って作られたそうです。私も学生時代、コルヒチンを使って実験しました。「世話になったねぇ!」という感じです。
北海道ではサフランの花を見たことがありませんが、イヌサフランの花はこの時期、あちこちで見掛けます。花の後に葉を出して、雪の下で春を待つのでしょう。
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