北海道でも越冬するシクラメン
北海道でも路地植えで越冬するシクラメンとして、シクラメンヘデリフォリウムがあります。
画像は、芝生を少しはがして苗を植えてから2回の、しかも北海道の冬を越えたシクラメンヘデリフォリウム(Cyclamen hederifolium)の様子です(撮影:2007年5月10日)。
ヘデリフォリウムは、以前から山野草的な扱いで少しの苗が売られていましたが、北海道では越冬しないと思われてきました。
でもこの通り、まだ量は少ないですがほぼ100%越冬する系統が出回り始めています。
この美しい葉も6月になれば枯れて休眠に入りますが、9月にはまず花が咲き始め、少し遅れて葉が出てきて、新葉は緑のまま雪の下で春を待って、雪解け後、初夏まで球根に栄養を蓄えます。
芝生と共存できるのも面白いところです。頻繁な芝刈りが必要な盛夏には休眠するので邪魔にはならず、気温が下がって芝刈りの回数が減る秋に花を咲かせます。
シクラメンは球根を半分地上に出して植えるのが常識とされていますが、このヘデリフォリウムは球根の上部から根が出るので、球根を半分出して植えるとほとんど成長しないようです。深く植えなければこの強さは発揮できない、ということですね。
秋の開花が、楽しみです。
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コメント
なるほど~!
シクラメンは冬、家の中で管理するのが大変なので
育てた事がないです。
冬、家の中で育てる花はブライダルベールとセントポーリアだけです。
室内で育てるのが苦手なんですよ…
でもヘデリフォリウムなら越冬すので楽しめそうです。
9月に花が咲くのが嬉しいですね
シクラメン(ヘデリフォリウム)頑張ってみようかな~!
勉強になります有難うございます。
投稿: ray | 2007年5月12日 (土) 01時39分
rayさん、こんにちは。
北海道の暖かい室内でシクラメンの鉢物を管理するのはタイヘンだー・・・とよく言われますよね。たしかに簡単ではありませんが、友人はマンション住まいなのに完璧に栽培しており、毎日触ってやることで徒長を防いでいるそうです。
もっとも、我が家も子供がまだ小さいので、室内に鉢物は置いていませんが(今も、膝の上でキーボードにちょっかい出しています)。
投稿: norinori | 2007年5月12日 (土) 19時38分