プリムラたちの今頃
我が家でもプリムラのいくつかが、咲き始めています。
家主さんが植えたと思われる年季の入った株もあれば、私が昨年植えたものもあります。
引っ越してきたときから、元気に茂っていた株のひとつです。北海道で普通に「プリムラ」というと、このあたりが代表的ですね。
葉の感じから、晩秋に「プリムラジュリアン」として鉢物で売られているタイプのように思います。花壇植えに適する品種とそうでないものがあり、この株はばっちり、北海道の花壇向きだったのでしょう。この株は、10株程度に株分けできそうです。
これは、昨年私が植えたプリムラ ブルガリス(Primula vulgaris)です。期待どおり、清純な花を真っ先に咲かせてくれました。
この株は、野生タイプを人の手で種子増殖されたもので、野生ではありませんが原種の凛々しさを保っている感じがします。
園芸種には、この系統の血が受け継がれています。
この花がプリムラの中でいちばん開花が早いと思っていたのですが、我が家のこの花壇では、ブルガリスと園芸種の方が早く咲きました。
でもロゼアは改良が進んでいないため個体差がまだ大きいので、これで勝負が決まったわけではありません。
引っ越して来た時には大きく育っていた、プリムラデンティキュラータです。
隣家に近い日陰にあるので開花が少し遅れているようですが、あと2~3日で咲きそうです。
このデンティキュラータ、北海道では日なたでも半日陰でもよく咲く、北海道向きの丈夫な種類ですから、もっと使われるようになってよいと思うのですが・・・。
今日紹介したプリムラのうち、ジュリアン(またはポリアンサ)とブルガリスは、北海道では常緑(雪の下でも葉が生きている)と言えそうです。一方、デンティキュラータとロゼアは、夏に茂った葉は雪の下でいったん枯れ、越冬芽が残って春に再び生育を始めるようです。
プリムラ ビアリーとプリムラ ジャポニカ(クリンソウ)も植えてあるので、適当に時期に紹介したいと思います。
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